コルビュジエは言いました。「近代化の中で人間の存在は無視されがちだった人間を基に判断し決定するということが革命的なのだ」と。これは家に合わせて人が住まうのではなく、人に合わせて家が存在すべきだということです。事実コルビュジエは人の目線・動作・サイズを重要に考えて設計を行っていました。そしてその思想は「住宅は住むための機械である」という言葉に集約されていったのです。   近代建築は、無駄な装飾を排除することから始まり、そして住む人が快適に暮らせるように窓を大きくとったり、空間を広くしたりしてきました。快適性とは主観的なものです。容姿や思想が違うように、何を快適と感じるかも人によって違ってくるものです。快適性は自分で選び、作らなくてはなりません。現代には快適な生活を送るための様々な住宅機能があります。住宅はそれらを入れるただの箱に過ぎません。箱の中にどのような機能を詰め込み、どのように生活をしたいか想像してください。 そして「機能のトッピング」をして自分だけのユニテをつくってください。