日本の住宅は”軸組工法”いわゆる在来工法が主流でしたが、震災を経験するたびにツーバイフォー(2×4)工法が注目されています。 阪神・淡路大震災では全壊約10万1,000棟、半壊を含めた一部損壊が約28万9,000棟以上でした。この壊滅的な状況下でさえ、ツーバイフォー住宅に大きな被害はありませんでした。被災地のツーバイフォー住宅のうち97%が特に補修をしなくても持続して居住可能な状態を保ったことが報告されています(日本ツーバイフォー建築協会調べ)。  その強さの秘密は、床・壁・屋根が一体となったモノコック構造。地震の揺れを建物全体(6面体)で受け止めて力を分散させてしまうからです。地震力が一部分に集中することがないため倒壊・損傷がなく、地震に対して抜群の強さを発揮できます。 “さらなる強度を追及する”ために、「ツーバイフォー工法」が今もっとも注目されているのです。